WSL2が使えるマシンとは?

[フィヨルドブートキャンプ](/)ではLinuxを学習しますが、Windowsパソコンでも受講することができます。しかしそれはWindowsの機能である[WSL2](https://bootcamp.fjord.jp/articles/6)を使って学習するので、WSL2に対応したパソコンを所有していることが必須となります。 ## ハードウェアの要件 WSL2を使うにはWindowsのHyper-V(仮想化技術)に対応した搭載したパソコンが必要です。最近のパソコンであればほとんどHyper-Vに対応しています。 Hyper-Vは対応したCPUを使っている必要があります。 Intel Core iシリーズやAMD Ryzenシリーズは全てOKです。(最近のパソコンはほとんどこのシリーズのどちらか) ### ちょっと古めのパソコンの場合 2016年ぐらいより古いとちょっと対応しているか微妙になってくるので細かく説明します。 CPUの機能としてはIntelのCPUではVT-X、AMDのCPUではAMD-Vの機能があるCPUであればHyper-Vが使えます。 厳密に対応しているCPU一覧というのがわかっていないので(そこそこ調べましたがわかりませんでした)ここで列挙することができないですが、古めのパソコンを使いたいと思った場合はその機種で検索してHyper-Vが使えるかどうか調べましょう。 今使っているマシンでHyper-Vが使えるか確認するには以下のリンクの方法でタスクマネージャーから確認できます。 [Windows10でVT-XやAMD-Vに対応しているか確認する方法! | Aprico](https://aprico-media.com/posts/6314) #### BIOSで仮想化機能を有効にする パソコンがVT-XやAMD-Vのような仮想化機能に対応していたとしてもデフォルトではその機能がオフになっている場合があります。その場合はパソコンのBIOS画面で機能を有効にする必要があります。 しかし、BIOSの種類や設定項目はパソコンの機種によってさまざまなので、メーカーのホームページなどを調べてBIOS画面への入り方や、設定の仕方を調べましょう。 下記はLenovoの一部機種の場合です。 [Virtualization Technology (VT-X)を有効にするには - Lenovo Support JP](https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/ht500006-how-to-enable-virtualization-technology-on-lenovo-computers) ## OSの要件 - x64 システムの場合:バージョン 1903 以降、ビルド 18362 以上。 - ARM64 システムの場合:バージョン 2004 以降、ビルド 19041 以上。 要はWindows10を最新版にしていればOKです。 ### バージョンとビルド番号の確認方法 バージョンとビルド番号を確認するには、Windows ロゴ キー + R キー を押して、「winver」と入力し、 [OK] を選択します。 [設定] メニューで、最新の Windows バージョンに更新します。