未経験からエンジニアへの転身 - 成長と挑戦の軌跡 【卒業生インタビューRuby開発 様】

フィヨルドブートキャンプを卒業した方々は、どんな経験をして、どんな基準で会社を選び、今エンジニアとしてどんな思いで働いているのでしょうか。 今回は [株式会社Ruby開発]([URL](https://www.ruby-dev.jp/)) で働くNakamuraさん、shucreamさん、上司の古賀さんにお話を聞きました。 ## 自己紹介 :::speak @Nakamura 元郵便局員。フィヨルドブートキャンプ卒業後、2024年3月に入社。福岡オフィスに所属し、現在は開発業務に従事している。最近ハマっているものは、仕事!モチベーションアップしている今日この頃。 ::: :::speak @shucream 元アパレル企業勤務。フィヨルドブートキャンプ卒業後、2024年7月に株式会社Ruby開発に入社。福岡オフィスに所属し、Railsを中心とした開発業務を担当している。最近ハマっているものは、カセットテープ集め。 ::: <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>株式会社Ruby開発 サブマネージャー。開発業務と社内の管理業務を担当。新人エンジニアの育成・指導にも携わっている。最近は、社内メンバーと参加したマラソンをきっかけに、ジョギングなど運動にハマり中。</p> </div> </div> ## 「このまま一人で勉強してて、本当に実務でやっていけるのかな?」不安だった独学時代からスクールへ **── お二人がエンジニアになろうと思ったきっかけと、フィヨルドブートキャンプに入会を決めたきっかけを教えてください。** :::speak @Nakamura もともと郵便局で配達の仕事をしていたのですが、そのときにちょっと命に関わるような事故に遭ってしまって...。幸い無事だったんですけど、それがきっかけで「このままでいいのかな?」って転職を考え始めたんです。 そこからいろいろ調べてるうちに「プログラミングって聞いたことあるし、ちょっとやってみようかな」って思って、Progateで勉強を始めました。やってみたら思ったより面白くて、「これなら続けられそう」って感じたんですよね。 しばらく独学でやってて、もし途中で飽きたり、やめたりするようならエンジニアを目指すのはやめようと思ってたんですけど、意外と続けられたんですよ。そこで「ちゃんとエンジニアを目指してみよう」と思って、スクールを探し始めました。 フィヨルドブートキャンプを知ったのは、たまたま誰かのブログを読んだのがきっかけでした(誰のブログだったかは忘れちゃったんですけど。) それで公式サイトを見に行ったら、サイトの雰囲気とか、文章の感じとか、ブログを読んで「なんかここ、ちゃんとしてそう」って思ったんですよね。あとは、技術に対して真剣に向き合ってるスクールだなというのが伝わってきたのも大きかったです。 「ここならちゃんと学べそうだな。」と思い、フィヨルドブートキャンプに決めました。 ::: **── 独学じゃなくてスクールを選んだ理由はありますか。** :::speak @Nakamura 独学でもある程度やってたんですけど「このまま一人で勉強してて、本当に実務でやっていけるのかな?」という不安があったんですよね。 スクールなら、実際に教えてもらいながら学べるし、もし実務に入ったときもスムーズに対応できるんじゃないかなと思いました。それで、ちゃんと学べる環境を選びたいなと思ってスクールを選びました。 ::: **── shucreamさんはいかがですか。** :::speak @shucream 私は、前職はアパレル店員として接客業をしていました。ちょうど2020年、コロナが流行した時期に、お店が休業になって仕事ができなくなった期間があったんです。そこで「このままでいいのかな?」って、今後のキャリアについて考えるきっかけがありました。 その時は特にプログラミングに興味があったわけではなくて、仕事に復帰してから、会社に新しいシステムが導入されて業務が改善されたりするのを見て、「こういう技術ってすごいな」と思ったんです。ちょうどその頃、未経験からプログラミングを学ぶ人が増えているという話もよく耳にしていて、それで少し興味を持ち始めました。 あと、兄がエンジニアをやっているので、プログラミングが身近な存在だったのも大きかったですね。まずは試しにやってみようと思って、HTMLやCSSを少し触ってみたんです。全く知らない世界だったんですけど、やってみたら意外と楽しくて、「もうちょっと学んでみたいな」と思うようになりました。 そこで、エンジニアに興味があることを兄に相談したら「スクールを探すならここがいいんじゃない?」って、すぐにフィヨルドブートキャンプを勧めてくれました。兄のことは信頼していたので「じゃあ、ここにしよう!」と、ほぼ即決でした(笑)。 実際に調べてみても、学習内容がしっかりしていてエンジニアとして本当に力をつけられそうだなと思ったので、すぐに入会を決めました。 ::: **── エンジニアをめざすと伝えた際、周りの反応はどうでしたか。** :::speak @Nakamura 私の場合は、公務員からエンジニアへ転職するという選択に対して「もったいないのでは?」と少し心配されることはありました。 ただ、これまで自分の進路をすべて自分で決め、実行してきたこともあって、両親は特に驚いたり反対したりすることなく「やりたいなら頑張れ!」と応援してくれました。 ::: :::speak @shucream 私の場合は、兄がエンジニアとしてしっかりキャリアを築いていたこともあり、両親は「兄のサポートがあるなら大丈夫だろう」と比較的、前向きに受け止めてくれました。ずっと転職を考えていることを伝えていたので、大きな反対はなく、スムーズに了承を得られたと思います。 <a href="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOGY2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--77beb93de46c43f3dde039559addf3c66794b22f/shucream%E3%81%95%E3%82%93.png" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOGY2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--77beb93de46c43f3dde039559addf3c66794b22f/shucream%E3%81%95%E3%82%93.png" width="4790" height="2514" alt="shucreamさん.png"></a> ## チーム開発の経験が、実際の業務で役立っている。 **── 最終課題である、自作サービスはどんなものを作りましたか。** :::speak @shucream 私は、「ど忘れノート」という簡単なメモアプリを作りました。メモに検索機能をつけて、ど忘れしやすい名前をすぐ調べられるようにしたアプリです。 何を作るかは、フィヨルドブートキャンプで用意してもらっていたサービスの中から選ばせてもらったんですけど、難しい技術を詰め込むというよりは、「絶対に作りきれるものを選ぼう」と思ったんですよね。 実際、メモアプリ自体もRailsの基礎的な部分が詰まっている感じだったので、ちょうどいいなと。工夫としては、当時HotwireというRailsの機能が、フィヨルドブートキャンプの受講生の間でも結構話題になっていて、みんな触れていることが多かったので、「せっかくだし自分も入れてみよう」と思って、就活のときにもアピール材料にできるように意識して作りました。 ::: **── 完成までスムーズに進みましたか。** :::speak @shucream いや、そうでもなかったですね。やっぱり1から作るというのは、簡単ではなかったです。設計自体はそこまで難しいものではなかったんですけど、何もないところから作り始めるという経験が初めてだったので、思った以上に大変でした。 在学中は仕事をしていたのですが、肉体労働だったんです。なので、すごく疲れて帰ってきて、やる気が出ないときもあったんですけど、少しでも30分でも進められたらという感じで頑張ってました。 詰まったときは、フィヨルドブートキャンプで週1回開催されている、自作サービスの進捗報告会を活用していました。町田さんや駒形さんが進捗を聞いてくださる場があって、相談することができたので、不安を解消しながら進められました。 ::: :::speak @Nakamura 私は、「○×クイズONLINE」という、みんなでクイズを楽しめるWebアプリを作りました。shucreamさんと同じく、フィヨルドブートキャンプで用意されていたサービスの中から、「○×クイズが遊べるアプリがあったら面白そう」ということで選んで作りました。 特徴としては、同時に10人前後がブラウザでアクセスし、クイズの問題が表示されたら、自分のアバターを動かして○か×のエリアに移動して回答するという仕組みです。 難しかった点は、リアルタイムで全員のブラウザを更新する必要があったことですね。通常のWebアプリならサーバーを介してやり取りするのですが、それでは間に合わなかったので、ブラウザ同士を直接つなぐ技術を使って実装しました。 最初は全然理解できなかったのですが、ひたすら画面と向き合いながら作り続けました。 ちょうど週1回の進捗報告会があったので、それを区切りにして「次の報告会までにここまで進めよう」という目標を立てながら開発を進めました。 開発期間は、通常3〜6ヶ月くらいで完成する人が多いと思うのですが、8ヶ月ほどかかってしまい、かなりの長期戦になりました。正直、途中はかなりきつかったのですが、完成したときの達成感は本当に大きくて。終わってみると「やって良かった」と思えました。 ::: **── 作ったサービスについて、ユーザーの感想を聞く機会はありましたか。** :::speak @Nakamura そうですね、友達とちょっとやってみたんですけど、正直エンジニアじゃない友達なので、「うん、すごいね」っていう感じで、あまり苦労は分かってくれなくて。。。 ちょっと悲しかったですけど、そういうもんだったなと思って(笑)。 ::: :::speak @shucream 私も友人に自分が作ったアプリを共有したところ、エンジニアではない友人たちからは、単純に「アプリを作ったんだね、すごい!」と言われて、ちょっと鼻が高くなった気分でした(笑)。 実際に友人たちが使って「いいね!」と言ってくれたときは、すごく嬉しかったですね。 ::: <a href="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOGo2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--e974497831473d3eb3a2bdf286c1e87fbf808b38/%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F.png" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOGo2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--e974497831473d3eb3a2bdf286c1e87fbf808b38/%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F.png" width="5119" height="2687" alt="卒業生.png"></a> **── チーム開発の感想も、教えてください!** :::speak @Nakamura 正直、最初はかなり大変でした。リポジトリにプッシュして作業を進めるというのが初めてだったので、開発をどう進めていけばいいのか全くわからず。。。 ただ、途中から少しずつ慣れてきて、プルリクエストの作成方法なども理解できるようになり、だんだんスムーズに進められるようになりました。 後半は、レビュー依頼が来るようになり、開発メンバーとのコミュニケーションも取れるようになったので、楽しく感じることが増えました。 最初の頃はブランチを作って開発していたのですが、その中でコンフリクトが発生したり、技術的な問題が起きることが多くて難しく感じましたが、徐々に解決できるようになり、成長を感じることができました。 ::: :::speak @shucream 私も最初はわからないことだらけで、手探りで進めていくことに不安を感じていました。ただ、フィヨルドブートキャンプの卒業生の方々が日報をきれいにまとめてくださっていたので、参考にしながら進めていきました。 Nakamuraさんもおっしゃっていた通り、GitHubの操作が最初は難しいと感じましたが、その経験があったおかげで、実際の業務に入ったときに困ることなくスムーズに操作できました。 チーム開発の経験は、実際の業務においてとても役立っていると感じていて、今では一番ありがたかった課題だなと感じています。 ::: **── フィヨルドブートキャンプで、印象的だったことは何ですか。** :::speak @shucream 最初に大きくつまずいたのは、Rubyのプラクティスで「LSコマンドを作ろう」という課題でした。このときは、プログラムがどう動くのか全く理解できず、非常に苦労しましたね。 さらに、当時は他の受講生とあまりコミュニケーションを取らず、オンラインスクールということもあって孤独な状況でした。 そのとき、フィヨルドブートキャンプで用意されている「質問タイム」に参加して課題のことを相談したんです。すると、参加していた他の受講生から「勉強会に参加しませんか?」と誘っていただきました。 その勉強会は、輪読会という本を読み合わせる会で、そこに参加することで他の受講生とコミュニケーションを取ることができ、知識も深まって、勉強を進めるモチベーションも高まり、「ここで頑張ろう!」と再度思えるようになりました。 正直、挫けそうになった瞬間もありましたが、あの勉強会が一番印象に残っています。 ::: :::speak @Nakamura 私もプラクティスが印象に残っていますが、特に最初の方であったボウリングのスコア計算のRuby課題が一番印象に残っています。それまでは、プログラムといっても本に載っている簡単なサンプルプログラムや、単純なFizzBuzz問題のようなものばかりでした。しかし、そのとき初めて複雑な計算処理をプログラムとして書くという経験をしました。それがボウリングのスコア計算プログラムだったので、最初の頃は戸惑いもありましたが、やりながら楽しいと感じるようになりました。 そのときは、仕事中にもそのことを考え続けて、「こう書けばいいんじゃないか?」とか、ずっと頭の中でアイデアを巡らせていました。それが一番、プログラミングを始めて本気で考えた瞬間でした。なので、あのボウリングのカリキュラムが一番印象に残っています。 ::: <a href="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOG42QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--8da1bdba859b5cb25630a7c225a6974be3898bce/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E3%81%95%E3%82%93.png" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOG42QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--8da1bdba859b5cb25630a7c225a6974be3898bce/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E3%81%95%E3%82%93.png" width="5881" height="3087" alt="中村さん.png"></a> ## Rubyをやるならここしかない。落ち着いた雰囲気に惹かれ入社 **── 就職活動は、どのように進めましたか。** :::speak @Nakamura 最初は、過去の卒業生の方の日報やブログなどにざっと目を通し、全体的にどう進めていくのかを確認しました。それから先は、会社を探し始めることになるのですが、いろんな企業のホームページやブログを見て、会社の雰囲気や社風、使用している技術などを調べ、自分に合いそうなところを見つけていきました。その過程で、東郷さんにも相談しながら進めていったという感じです。 就職活動はスムーズだったかというと、そうでもなかったですね。特に悩んだのは、書類作成の部分で、これが結構苦手な分野でした。そのため、父に相談しながら進めていきました。書類作成は本当に大変で、その点では苦労しました。 ::: **── Ruby開発を選んだ決め手について、教えてください。** :::speak @Nakamura 落ち着いた雰囲気の会社がいいなと思っていました。Ruby開発のホームページやブログを見る限り、穏やかな雰囲気が感じられ、実際に入社後もその通りで、穏やかな人が多かったのが印象的でした。 あとは、社名が「Ruby開発」ということで、名前自体がユニークで、Rubyをやるならここしかないだろうという気持ちになり、最初は名前に惹かれたというのもあります(笑)。 ::: :::speak @shucream 私は、フィヨルドブートキャンプが開催している合同企業説明会に、卒業前からちらほら参加していました。すべての回には参加できていませんがアーカイブ動画をひと通り見て、良いなと思った企業を選びました。それを元に、東郷さんに相談しながら進めていった感じです。 たくさん企業を挙げたわけではないのですが、Nakamuraさんと同じく、穏やかな雰囲気に惹かれました。特に登壇していた弊社の採用担当の話し方に安心感があると感じました。最初は、Ruby開発という名前から、尖っているエンジニアがたくさんいる会社だと思っていましたが、カジュアル面談などで実際に話してみると、とても穏やかな方ばかりでした。 それが印象に残り、さらに実際にRubyコミッターもいて、技術的にも経験を積める会社だと感じ、応募しました。 ::: **── エンジニアとして就職後、ギャップは感じましたか。** :::speak @shucream そうですね。以前働いていたのはアパレル企業で、店舗に立って接客をする仕事だったので、大きく 環境が変わりました。実際、今は週3日出社して、残り2日は自宅でリモートワークをしながら開発をしています。働きやすさという点では、こちらの方が圧倒的に良いと感じています。前職ではかなり遅くまで働いていたので、環境的にとても良いですね。 また、エンジニアという職業は常に勉強していかないといけない職業だと思っていて、業務の中で常に課題が与えられ、その成果が結果に現れやすい点も魅力です。以前の職業は接客業だったため、正解がないような仕事で悩むこともありましたが、エンジニアはやった分だけ成果が自分に返ってくる感覚があるので、それも含めて楽しんで仕事ができています。 ::: **── Nakamuraさんは、いかがですか。** :::speak @Nakamura エンジニアを始める前は、知識や勉強、経験が最も大事だと思っていました。しかし、実際に業務を始めて感じたのは、それ以上にコミュニケーション能力が重要だということです。特にリモートでのコミュニケーションや、非同期での文章を使ったやり取りが多いため、自分の意図を的確に伝え、相手の言っていることをしっかり理解する能力が求められます。自分の考えを言語化する力や、相手の考えを理解する力が非常に大切だと実感しています。 前職はオフラインでのコミュニケーションが主な仕事でしたが、オンラインでの業務を通じて、わからないことを言語化して伝える能力の重要性を強く感じました。エンジニアとして業務を始める前はその重要性に気づいていませんでしたが、実際に経験してみて、その点が非常に大事だと改めて思っています。 ::: **── 在学中にこういうことをもっとしておけばよかったことはありますか。** :::speak @Nakamura コミュニケーション能力の大切さにも繋がりますが、質問する力も大事だと実感しています。フィヨルドブートキャンプにいたときは、あまり質問せず、ひたすら資料を読み込んで進めていたんですけど、実際に業務を始めてからは、質問を通じて理解を深めることが重要だと気づきました。 いま思えば、もっと積極的に質問をし、質問の仕方を意識して進めていけばよかったと感じています。 ::: :::speak @shucream 私も同様に、テキストベースのコミュニケーションは開発業務を進める中で難しさを感じています。口頭で質問することも有効ですが、フィヨルドブートキャンプにあったQ&Aセッションのように、文章を使って質問したり、資料を駆使して理解を深めたりすることも大切だと感じています。そういった環境での練習や挑戦が、実際の業務でも大いに役立つと考えています。 ::: <a href="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOHI2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--18dd942d4c16870d2f907e175e5b16746cf55244/3%E4%BA%BA_%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E7%9D%80%E5%B8%AD.png" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOHI2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--18dd942d4c16870d2f907e175e5b16746cf55244/3%E4%BA%BA_%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E7%9D%80%E5%B8%AD.png" width="4866" height="2555" alt="3人_オフィス着席.png"></a> ## フィヨルドブートキャンプ生は、すぐに業務に入れるほど理解度が高い人が多い **── 卒業生のお二人の印象はいかがですか。** <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>まず、過去の話がすごく面白かったです。Nakamuraさんとは現在、同じプロジェクトに参加しており、約8ヶ月ほど一緒に開発をしています。実装力が非常に高く、そこが強みだなと思います。</p> <p>特に事前に相談を受けずに、レビューをさせてもらう際も、コードの意図がしっかり伝わり、その場しのぎではなく、深く理解して行動しているのが感じ取れます。さっき「もっと質問力を磨けばよかった」というお話をされていましたが、自分で理解しながら進める力が高い点が強みですし、いつも感心しています。</p> <p>shucream さんについては、同じプロジェクトではないのですが、彼の状況について昨日メンバーに聞いてみたところ、コミュニケーションの取り方が上手で、お客さんからも良いフィードバックをもらっているそうです。<br> 「わかる」「わからない」をしっかり言えるタイプで、それが教えやすさに繋がり、着実に成長していることが伝わってきます。次の新人が入る際は、メンターになってもらおうという話も出ているみたいで。先ほどお話を聞いて、スクール時代から質問の重要性に気づいていたことが、今の成長に繋がっているんだなと納得しました。</p> </div> </div> **── 入社後、研修や育成はどのようにしていますか。** <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>研修については、入社する方のレベルに応じて調整しています。例えば、もう少し勉強が必要な方にはRailsチュートリアルを進めてもらったり、フィールドブートキャンプを活用したりしています。入社後すぐにプロジェクトに参加できるレベルの方には、OJT形式で簡単なタスクから始めてもらいます。</p> <p>また、育成に関しては、一般的なサポートとしてSlackの質問チャンネルや資格支援、書籍代購入補助などが提供されています。さらに、2024年から力を入れている点が二つあります。</p> <p>一つは、毎月行っている「1 on 1面談」です。上長が担当しており、受託開発の現場でのフィードバックを直接行い、成長に繋げています。</p> <p>もう一つは、社内に専属の教育担当としてRubyのコミッターが配置され、ジュニアからミドルにレベルアップするための研修を行っています。この研修では、オリジナルの問題が用意され、実際にコミッターからフィードバックをもらう機会が提供されます。このように、高いレベルの人からフィードバックをもらえる貴重な機会があり、社員の成長に繋がっています。</p> </div> </div> **──フィヨルドブートキャンプ生の印象は、いかがですか。** <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>フィヨルドブートキャンプ生は、すぐに業務に入れるほど技術の理解度が高い方が多いなと感じています。</p> <p>あとは、コミュニティとして機能しているという印象もありますね。RubyKaigiなどのイベントで、卒業生同士が集まっている様子を X などで見かけることがあり、そうしたつながりがあるのは羨ましいですし、いいなと感じています。</p> </div> </div> **── エンジニアでの職務経歴がない方に、求めているものはありますか。** <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>もちろんスキルがあるに越したことはないですが、業務未経験の場合は「伸びしろ」を重視して、採用面接では質問しています。向上心や探究心、技術への好奇心があるかどうかを、お聞きすることが多いですね。</p> <p>あとは、やはり社名に「Ruby」と入っている通り、Rubyは社内の共通言語になっているので、実際に書いていて「面白い」と感じる人や、カリキュラムをこなすだけでなく、自分なりに深掘りして調べるような人が合うと思います。</p> <p>もし弊社とご縁がなかったとしても、そういった姿勢のある方は、エンジニアとして今後活躍できるはずだと思います。</p> </div> </div> **── Ruby開発の皆さんは、どういった方が多いですか。** <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>意識していませんでしたが、卒業生の二人が話していたように、確かに落ち着いた人が多いかもしれません。ただ、拠点が全国にいくつかある中で、福岡オフィスはしゃべる人が多いみたいです。イケイケな雰囲気のときもたま~にありますと、一応お伝えしておきます(笑)。</p> </div> </div> **── リモートワークの中で、社員の皆さん同士でコミュニケーションを活発にするために工夫されていること等はございますか。** <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>毎月1回、LT大会と勉強会をオンラインで開催しています。LT大会は「何を話してもいい場」としていて、特に新しく入社された方の自己紹介の機会としても活用されています。</p> <p>また、年に1回、全社会議をオフラインで実施し、全国の拠点のメンバーが直接顔を合わせる機会も設けています。</p> <p>現在は実施していませんが、以前は月1回のランチ会も行っており、ランチ会手当を支給しつつ、拠点ごとに集まって交流する場を設けていたこともありました。 <p>こうした取り組みを通じて、社員同士が直接交流する機会を積極的に作っているので、安心して入社いただければと思っています。</p> </div> </div> <a href="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOHY2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--cee4e0d057835698f8f41c0f9fc72d85366387f9/%E5%8F%A4%E8%B3%80%E3%81%95%E3%82%93.png" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOHY2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--cee4e0d057835698f8f41c0f9fc72d85366387f9/%E5%8F%A4%E8%B3%80%E3%81%95%E3%82%93.png" width="3402" height="1786" alt="古賀さん.png"></a> ## エンジニアはどんどん自分の環境を変えていける職業 **── 最後に、エンジニアになる方に向けて一言ずつ、メッセージをお願いします!** :::speak @shucream 大したことはいえませんが、私も元々は全く別の業界からエンジニアになりましたし、以前はほとんどパソコンを触ることもありませんでした。せいぜい音楽を取り入れるくらいでした。 でも、今はエンジニアとして、大変なこともありつつ楽しく仕事ができています。 スクールで勉強していると「本当にエンジニアになれるのか?」と不安になることも多いと思います。でも、フィヨルドブートキャンプでしっかり学んでいれば、絶対に大丈夫です! 自信を持って勉強を続けてもらえたらと思います。 ::: :::speak @Nakamura 同じく、私も以前はパソコンをほとんど使わないタイプの人間でしたが、それでも今こうしてエンジニアとして仕事をさせていただいています。 フィヨルドブートキャンプのカリキュラムにしっかり取り組めば、必ずエンジニアになれると思いますので、自分を信じて、自信を持って頑張ってください! ::: <div class="speak"> <div class="speak__speaker"> <a class="a-user-emoji-link"> <img title="古賀さん" class="a-user-emoji" src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOUw2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--900b7a2ab3bfdb53fbc2e593d7883328da73f9d1/koga.jpg" alt="古賀さんのアイコン"> <span class="speak__speaker-name">古賀さん</span> </a> </div> <div class="speak__body"> <p>とにかく「プログラミングの楽しさを忘れずに続けてほしい」と思っています。勉強を続けている皆さんは、すでにプログラミングやものづくりの面白さに気づいているはずです。</p> <p>それが実際に仕事になったとしても、その楽しさを大切にしてほしいです。楽しさがあれば、つらいときも乗り越えられるし、長く続けられると思うので、ぜひ忘れずにいてください。</p> </div> </div> **今回の卒業生が働く会社** <a href="https://www.ruby-dev.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBODM2QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--a8a77273f053352d58aa01f1b6925edd68c28456/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202025-07-02%20162109.png" width="320" alt="株式会社Ruby開発"></a> ###### [株式会社Ruby開発](https://www.ruby-dev.jp/) Ruby開発は、その名の通り Ruby言語 を中心に、Webサービスや業務システムの開発を行っているプロフェッショナル集団です。 現役のRubyコミッターやオープンソースに貢献しているエンジニアも在籍していて、「学びながら成長できる」環境が整っています。 - Ruby on Railsに興味がある人 - 将来、技術力で勝負したい人 - 楽しくコードを書ける仲間を見つけたい人 ひとつでも当てはまったら、Ruby開発をチェックしてみてください。 あなたの「好き」が、きっと未来の仕事になる。 Ruby開発と一緒に、その一歩を踏み出してみませんか?