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えにしテックさん15周年に寄せて

株式会社えにしテックさんが、2024年7月3日に創立15周年を迎えられました。それを記念して「えにしテック15周年記念カンファレンス」が2024年6月29日に札幌で開催され、行く気満々だったのですが、家庭のイベントと重なってしまい泣く泣く参加を断念。代わりにお祝いメッセージをお送りさせていただきました。 ![貼り付けた画像_2024_07_23_14_43.png](https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeW1oQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--0dcf330cd286fa7d59f6834a19150fbe7ad728cf/%E8%B2%BC%E3%82%8A%E4%BB%98%E3%81%91%E3%81%9F%E7%94%BB%E5%83%8F_2024_07_23_14_43.png) カンファレンス当日はメッセージを壁に貼っていただいたのですが、僕のメッセージは色々あって思いの他長文になってしまい、デザインの体裁を崩してしまって申し訳ないです かなり個人的なメッセージなのでアレなのですが、あんなに長く何を書いてたの?と聞いてくれる方がいたり、顧問の:@kakutani: 角谷さんの勧めもあり、メッセージをフィヨルドブートキャンプブログで公開することにしました。 --- えにしテックの皆様、 15周年おめでとうございます! 株式会社ロッカ(フィヨルドの社名が少しまえに変わりました)のmachidaです。 娘の進学候補の学校説明会とかぶってしまい(説明会の出席率も合否に影響するという噂があり...)、えにしテック15周年記念カンファレンスに参加できないのがとても残念です。メッセージを送らせていただきます。 僕にとってのえにしテックさんといえば札幌Ruby会議2012というイメージが強いです。札幌Ruby会議2012は僕が最初に楽しみ尽くしたRubyイベントでした。個人的にもフィヨルドブートキャンプでもRubyのみんなに混ざりたいと思ったり、もっとたくさんの人にRubyコミュニティの輪に入れたいと思うのはこの体験があったからこそです。 懇親会でシステムの不具合があった際も、スタッフの力で見事に解決されていました。多くのスタッフを率いてイベントを成功に導く島田さんの優しさと気配りには、会社を超えてみんなのリーダーって感じがして、島田さんは自分たちの遥か先を行く存在だなー、格好いいなーと思って見ていたのを覚えています。 前に梅本さんにえにしテックさんで働く理由を聞いたときに、「えにしテックには島田さんがいるから」と答えたことがあったのですが、僕も梅本さんのように、尊敬するリーダーの元で過ごす若者時代を過ごす人生が良かったと嫉妬しましたw 梅本さんにはフィヨルドブートキャンプのメンターをやっていただきとてもお世話になっています。一緒に仕事をさせてもらったとき、いつも僕が困ったときはすぐに的確なアドバイスをしてくれて、何度も助けられていたのですが、そのときから梅本さんにはメンターをお願いしたいと思っていました。絶対いいメンターになると思っていたのがその予想通りで、梅本さんがフィヨルドブートキャンプの価値を大幅に上げてくれています。本当、いつもありがとうございます。 僕はデザイナーなので、Mayukoさんの話もさせていただきます。 僕がデザイナーとして駆け出しだった頃、すでにMayukoさんは10年くらいキャリアがあって僕の先を行く存在でした。元々僕は20代半ばちょい過ぎくらいまでCDでバイトをしていて、立ち仕事に疲れたので座って働けるIT企業にアルバイトで入社し、そこでWebデザイン的な仕事もちょこちょこやり始めて、アルバイトより外注になったほうが稼げるじゃんと、1年くらいでフィヨルドを作ったという無計画な経歴です。 2008年に駒形さんとRailsを使った案件に関わることになり、それが初めてのWebアプリの仕事でした。初めてのWebアプリで、何もわからず言われるがままにWindowsマシンにcoLinuxでDebianを入れて、Sambaでファイル共有して、HamlでHTMLを書いて、キリのいいところでSubversionでコミットして...と、やっていたら(Webアプリのデザイナーはそれをするものだから、と駒形さんに騙されていました)、手間のかからないデザイナーいる、ということでRailsの仕事が入りだしました。とはいえ、Webデザイナーとしてはまだまだ駆け出しだったので、仕事をいただけるのはありがたいのですが、いくらエンジニアの手間が省けてもデザイナーとしてのスキルが期待に到達していなかったらヤバい、ということでその場しのぎでもいいものを出さなくてはと焦る毎日を過ごしていました。そのときはMayukoさんの作ったものをいつも見ていました。元々グラフィックにしか興味がなかったのですが、Mayukoさんの作品はWebデザインの面白さやイベントのデザインの面白さ、やりがいを知るおおきなきっかけでした。 そんな日々を過ごしている中、MayukoさんがCSS Nite in SAPPOROで「クライアントの要望にこたえるWebサービス開発 ~「らせん型ワークフロー」のススメ~」の登壇の動画を見て、エンジニアチームの付属品ではなく開発の方法、顧客とのやり取りまで考えているのかー、とずっと先を進んでいるMayukoさんを見て頑張らないと!と思ったのを覚えています。 それから10年以上経った後ですが、Mayukoさんと一緒にお仕事ができたのは自分にとってとても感慨深いものがありました。 フィヨルドブートキャンプでは、週に数回「質問・雑談タイム」というものがあって、学習や学習とは関係ないことでもメンターにビデオチャットで質問ができる時間を用意しています。そのときに、よく「もしmachidaさんがフィヨルドブートキャンプの受講生だったらどこに就職したいですか?」と聞かれるのですが、いつも「えにしテック、永和システムマネジメント」と答えていました(これは個人的な好みなのですが、攻殻機動隊TV版の公安9課みたいな必殺仕事人みたいな、色んな案件に呼ばれるつよつよチームが好きなので、そういうチームの一員になりたい)。 えにしテックに受講生が就職することはフィヨルドブートキャンプを始めて以来の僕の個人的な目標だったのですが、LEFさんがそれを叶えてくれて、とても感謝しています!!そしてLEFさんに声をかけてくれた梅本さん、採用してくださったえにしテックの皆さん、ありがとうございます。 えにしテックさんはいつも僕らの先を行き、そのおかげで僕らもいきいきと楽しむことができています。えにしテックさんが作ってくれた縁の恩恵に深く感謝しています。今後のえにしテックがますます発展し、さらにたくさんの「いきいき」を作っていくことを楽しみにしています。 長くなってしまってすいません。 心からの祝福を込めて。 

著者


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町田 哲平

デザイナー

[株式会社ロッカ](http://lokka.jp/)のデザイナー。Ruby on Rails を使ったWeb アプリを中心に多くのプロジェクトに参加。仙台で行われた[RubyKaigi 2018](https://rubykaigi.org/2018/) のデザイン担当。フィヨルドブートキャンプでは主に HTML と CSS のレビュー担当。