私たちも最初から、1000時間も学習できると思っていませんでした【卒業生インタビューキャタル様】

フィヨルドブートキャンプを卒業した方々は、どんな経験をして、どんな基準で会社を選び、今エンジニアとしてどんな思いで働いているのでしょうか。 今回は株式会社キャタルで働くharuna-tsujitaさん、siroemkさん、CTOのgeekneesさんにお話を聞きました。 ## 自己紹介 :::speak @haruna-tsujita X(旧Twitter): [@haruna_tsujita](https://x.com/haruna_tsujita) 2022年6月に入社し、現在入社3年目。エンジニアになる前は看護師として働き、現在は英語のライティング検索サービスの開発を担当。最近ハマっていることは、スーパーで美味しそうなトウモロコシを見つけること。 ::: :::speak @siroemk X(旧Twitter): [@siroemk](https://x.com/siroemk) 1歳と3歳と8歳のお子さん3人を育てながらフィヨルドブートキャンプで学び、2024年4月にキャタルに入社。最近ハマっていることは地元長崎の観光地巡り。 ::: :::speak @geeknees X(旧Twitter): [@_geeknees](https://x.com/_geeknees) 株式会社キャタルCTO。1人目エンジニアとして入社し、CTOとして約13年間、エンジニア組織づくりに取り組む。最近ハマっていることは、子供が金魚すくいで取ってきた金魚の世話をすること。 ## 学ぶきっかけは「私がもしエンジニアだったら、これもできたのに」と思ったこと **──お二人がエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください。** :::speak @haruna-tsujita 私は看護系の大学に進学したのですが、学ぶ中で「私は看護師に向いていないかも」と思うことが多かったです。 看護系の学校に行っていない友人と話をすると「ものづくりに関わる仕事がしたいかも」と考えたこともあったのですが、大学の友人はみんな看護師を目指す中「別の道を歩もう」という気持ちにはあまりなれず、看護師になりました。 キャタルに入社する前は保育園で看護師として働いていましたが、その園はまだIT化が進んでおらず、紙での作業が多い環境でした。 そんな中コロナ禍に突入し、IT化を進めようという話がでたのですが、先生方から「子どもの重要な情報を知らないサービスに預けるのは怖い」という意見が上がり、結局IT化が進みませんでした。 それがすごく悔しくて「どうしたらよかったんだろう?」と思って、SIerとして働く妹に相談したところ「理想は自分でプログラムを書いてシステムを作ったり、改善したりできたらいいよね」と言われました。 そこではじめてシステムを作る仕事があることを知り「私もやってみたい!」と思ったことがきっかけです。 **──数あるスクールの中でフィヨルドブートキャンプに決めたきっかけは何だったんですか。** :::speak @haruna-tsujita 元々は3ヶ月程でエンジニアになれるといったスクールを検討していたのですが、よく考えたら「たった3ヶ月でエンジニアになれるわけないのでは?」と思い始め、どうしたらいいんだろうとプログラミングスクールについて調べまくりました。 とある動画の中で、たまたまフィヨルドブートキャンプのことを知り、調べてみると1000時間くらい勉強しないと卒業できないと書いてありました。 「30歳になる前に、こういった挑戦をしてみるのもいいかな」と思ったのと「もし変なスクールだったらまた看護師に戻ればいいや」という気持ちで始めました。 **──siroemkさんはなぜエンジニアになろうと思ったのですか。** :::speak @siroemk 私は8年程、Webサービスに関するカスタマーサポートの仕事をしていました。 その中でユーザーから上がってきた要望や改善点をエンジニアの方に伝えるのですが、私たちが思っている作業量や難易度と、エンジニアの方が考える作業量や難易度に乖離が生まれること多く、コミュニケーションに苦戦することがありました。 「もっと私が技術に詳しければ、お客さんからの要望もスムーズに伝えられるのではないか」と思い、2人目の育休中にプログラミングの勉強を始めました。 学んでいく中で、今まではエンジニアの方がやっている業務は、魔法のように何かを作っていくイメージがあったのですが、意外と自分でもできるのではないかということに気づきました。また、プログラミングがとても楽しかったです。 そこから「エンジニアを目指そう!」と思うようになりました。 フィヨルドブートキャンプに決めたきっかけは、前職のエンジニアがフィヨルドブートキャンプを研修で使っているという記事を読んだことです。企業が研修で使うようなスクールであれば、ちゃんとしたスクールだろうと思って決めました。 もともと、物事を深く考えるのが好きだったため、エンジニアの仕事が自分に合っていると感じていました。 しかし、これまでに何度か勉強をしては挫折していたので、自分の場合は、30代になる前にフィヨルドブートキャンプを卒業できなければ、エンジニアにはなれないかもしれないと思い、メンターのアドバイスを素直に受け入れることを心に決め、真剣に学習に取り組んでいました。 <img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeE9yQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--c785940019e7a9f509b901b6fe0bbd876075ad4f/siro%E3%81%95%E3%82%93.jpg" width="1146" height="645" loading="lazy" decoding="async" alt="siroさん.jpg"> **──お二人が1番印象に残っているプラクティスは何ですか。** :::speak @haruna-tsujita 私は自作サービス(※)が1番印象に残っています。 1からサービスを作ることがすごく面白かったのと、リリースまでちゃんとするという内容がとても印象的でした。やっぱりリリースするのと、しないのでは大きな差があったと思います。 <img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeFdyQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--b2f524e93b0b1cd8e3e6ea7cfea8f6c9ef673e19/20220905015440.png" width="1200" height="675" loading="lazy" decoding="async" alt="20220905015440.png"><center>*自作サービスで作成したアプリの紹介ブログ*</center> ※フィヨルドブートキャンプの最終課題である自作サービス開発では、単に『作ってみた』ではなく、『きちんとリリースする』ことを課題のクリア条件としています。 **──1番大変だったところはどこでしたか。** :::speak @haruna-tsujita アプリケーションを作るプロセスがよくわかっていなくて大変でした。 私はRubyで予防接種のデータを保存するgemを先に作ってしまったんです。通常であれば、アプリケーションを作る中で、切り出せそうな部分をgemにして作ると思うのですが、逆の流れで作成してしまったので「これは使えるgemなのだろうか」と思うことがありました。 ここはちゃんと相談しながら進めればよかったと思います。 **──リリース後は、どんなお気持ちでしたか。** :::speak @haruna-tsujita 本当に嬉しかったです。 反省点もたくさんあるのですが、結構反響をいただけました。 本当に達成感があって、頑張ってきて良かったと思いました。 **──siroemkさんは、いかがですか。** :::speak @siroemk 私はチーム開発です。 それまで他の受講生と話すことはあっても、レビューをお願いしたり、自分がレビューする機会はありませんでしたが、チーム開発を通して、みんなで1つのものを作り上げていく経験がすごく楽しかったです。 初めの頃は、コードが動かないとすぐに自分のせいだと思っていましたが、一緒にペアプログラミングをしていた@sakiさんから「元のコードに問題があるかもしれないから、一緒にバグを探しましょう」という提案をしてもらったことがありました。その経験のおかげで、よりみんなでコードを書く楽しさを知ることができました。 **──逆に大変だったところはありますか。** 私は子育てと仕事をしながら学習を進めていたので、受講生と時間を合わせて作業をするのが難しかったです。 例えばペアプロをするときや、進捗報告会に参加する際なども、仕事の休憩時間に行ったりと、多少無理をして参加することもあったので、大変でしたね。 **──子育てと仕事と勉強の両立はかなり大変だと思うのですが、何かコツはありますか。** :::speak @siroemk 少しでも空いている時間を見つけたら、何かドキュメントを読んだりなど、そういった学習の積み重ねを大切にしていました。 最終的にフィヨルドブートキャンプを卒業できる人は、すごい技術力がある人というよりも、1つ1つコツコツと学習を積み重ねて、最後までできた人が卒業できるという話を聞いたことがあったので、毎日ちょっとずつやっていけば卒業できるという気持ちはあり、それがモチベーションとなり、続けていました。 **──siroemkさんは、3人目のお子さんを出産される際、フィヨルドブートキャンプを休会されたと聞きました。出産後、復帰ができるかなど、不安はありましたか。** :::speak @siroemk そうですね、不安はかなりありました。 「戻れるか」よりも、「そもそも卒業できるか」という不安がずっとありました。休会したものの、学習が止まってしまい、進歩がないことでさらに不安が増しました。 そのため、休会中には気を紛らわせるために応用情報技術者試験の受験勉強に取り組みました。 ## エンジニアを目指す女性が増えると嬉しいし、自分がロールモデルになるために、ここで辞められない! **──お二人がフィヨルドブートキャンプに入る前と入ったあとで、1番変わったと思うことは何ですか。** :::speak @haruna-tsujita 失敗することが怖くなくなりました。 最初はエラーが出るだけで「なにか大変なことをしてしまった」という気持ちになっていたのですが、学習を進めるにつれて、エラーを見ても「教えてくれてありがとう」という気持ちに変わっていきました。 Web開発はバグを起こしてもどんどん直していけるので、いろんなことを実践してみたいと思えるところが、看護師時代とは真逆だったこともあり、楽しいところだなと思っています。 :::speak @siroemk 私はわからないことへの耐性が強くなりました。 プログラミングの学習は、本当にわからないことだらけで何度も壁にぶつかるんです。 けれど、それ一つずつ乗り越えていく経験を繰り返すことで、「わからなくても、頑張ってドキュメントを読んだり、チャレンジすれば、いつかは必ず解決できる!」と自信がつきました。 **──ちなみにお二人は女性エンジニアで、まだまだその数は少ないと思うのですが、なにかご意見などありますか。** :::speak @haruna-tsujita 私は女性のエンジニアが増えてほしいと思っています。 100人くらいが参加するカンファレンスに行くと、女性のエンジニアの方もいらっしゃるのですが、30人くらいのコミュニティだと女性が誰もいないということがよくあります。 初めて参加するコミュニティだと、やっぱり参加を躊躇してしまうこともあるので、エンジニアを目指す女性が増えるといいなと思っています。 :::speak @siroemk 私も同じで、女性のエンジニアが増えてほしいです。 これまで、エンジニア職は男性が多く、女性には少し敷居が高いと感じたかもしれません。 ですが、女性がもっと参加することで、技術的にも成長する部分があるんじゃないかなぁと思います。 :::speak @geeknees キャタルでも、組織作りをする上で女性が入りにくい男性特有のカルチャーを、最初の段階から作らないようにすることをすごく意識をしていました。 また、女性エンジニアのロールモデルが少ないという問題もあると思います。 Rails Girlsといったコミュニティや女性の登壇などは、組織的にもバックアップをしていくことがすごく重要だと思っています。 :::speak @siroemk 確かに私もフィヨルドブートキャンプで学んでいる際「もし私が今卒業することを諦めてしまったら、子育てをしながら卒業したという人が1人減ってしまう。けれど、私が卒業できたら、私のように子育てをしながらエンジニアを目指す人が、この先もっと増えると思うから、ここで辞められない!」という気持ちで頑張っていました。 ## 数年働いてみて、自分が書いたコードも技術的負債になっていくことに気づいた **──転職活動をする上で、軸としていたものがあれば教えてください。** :::speak @haruna-tsujita 2つありました。 1つ目は以前保育園に勤めていたこともあり、子どもの成長や幸せを考えているサービスに関われること。 2つ目は技術が好きな人が多いことです。 2つ目はそこまで重視はしていなかったのですが、フィヨルドブートキャンプで行われたキャタルの就職説明会でgeekneesさんが「Ruby大好きなんですよ」と言っていたのが決め手になりました。 実際に入社してみると、RubyKaigiで登壇経験のある方がいたり、技術が好きな方が多く、期待していた通りの環境でした。 :::speak @siroemk 私は子どもの都合で仕事を休むことが避けられないため、子育てしながらも働きやすい環境の会社で働きたいと考えていました。 また、子どもや教育に関係のある仕事であれば、自分の生活と繋がる部分があるので、その点でもキャタルに興味を持っていました。 キャタルについてはharuna-tsujitaさんの話に加えて、技術が好きな人が多いのはもちろん、エンジニア以外の職種の方も勉強が好きな方が多い印象です。みなさんが学ぶことに抵抗なく働いている様子を見て、とても良いと思いました。 **──入社後になにかギャップに感じたことはありましたか。** :::speak @haruna-tsujita ギャップはほとんどなかったのですが、明確に優先順位をつけて、開発に取り組むようになりました。 例えば、フィヨルドブートキャンプで学んでいた時は、目についたところから修正をしていっていました。 しかし、入社後は会社のミッションを実現するためであったり、利益を出すためであったり、限られた時間の中で、なにが1番重要なのかを見極めて、開発に取り組むようになりました。 加えて、技術的負債に対する考えも少し変わりました。 入社当初は技術的負債はコードの良くないところという認識だったのですが、2、3年働くと私が初期に書いたコードも今は負債だなと感じるものもあります。 その頃は、最初はベストだと思ってた方法が、だんだんと違う方法の方が良いのかもと感じ始めて、「技術的負債って簡単に言っちゃダメだな」とか、「技術力があれば、負債と思わずに倒せる」と思うようになりました。 <img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeFNyQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--3075aefe028ca96e1b38b6f1330c53ed74ae0c7b/haruna%E3%81%95%E3%82%93.jpg" width="1280" height="720" loading="lazy" decoding="async" alt="harunaさん.jpg"> :::speak @siroemk 私も開発のフローなどでギャップを感じたことはなく、チーム開発などの流れと一緒だなと思っています。 唯一大変なことは、結構ドメイン知識が必要で「スタッフの方はこのように運用している」といった、前提知識がないと仕様を考えたり、開発できないものとか結構あるので、少し苦労しました。 **──そういった時はどのように解決しているのですか。** :::speak @siroemk フィヨルドブートキャンプの卒業生でもあり、同じチームの先輩である @gogutan さんに質問をして解決しています。 他にも、コードを読んでみたり、過去のpull requestを読んで解決しています。 **──geekneesさんからみて、フィヨルドブートキャンプはどのような印象ですか。** :::speak @geeknees まずカリキュラムが素晴らしいと思っています。 チーム開発や自作サービス開発といった実践的なものも好きなのですが、Linuxについて学んだり、lsコマンドをRubyで再実装するといったマニアックなものもあるのが、いいなと思っています。 Web開発を行うにはいろいろな武器があった方がいいと思っていて、フィヨルドブートキャンプではそういった総合的なな知識をみなさん集中して学ばれているので、現場に出てもらった時も安心感があります。 あとは、キャタルではサービス志向寄りのエンジニアを採用したいと思っており、そういったエンジニアが多く在籍している印象もありますね。 **──キャタルさんでの研修や育成方針などあれば教えてください。** :::speak @geeknees 研修については、入社日に入社時研修があるのですが、そのあとはOJTメインで業務を進めています。 OJTの担当者を決めて、まずは簡単なタスクをお渡ししたり、3ヶ月後の目標を伝えるようにしています。またその3ヶ月間は日報も書いてもらっています。 :::speak @siroemk 私も入社してまだまもないですが、先ほどお話した @gogutan さんがすごくサポートしてくれていて、質問をすればすぐに答えてくれるし、一緒にペアプロもしてくれます。 質問をするハードルを下げる環境をいつも作ってくれるので、順調に仕事を進められています。 :::speak @geeknees 育成面では、やっぱり自立したエンジニアになってほしいというのと、できれば長く働いてほしいという思いがあります。 どこにいっても通用するエンジニアになってもらうために、日々の技術的サポートはもちろん、僕らの会社の特徴としては、サービス志向を持ったエンジニアになってもらえるように、プロダクトマネジメントまで関われるようにしています。 現在採用枠に限りがあることもあり1〜2人ずつ採用している状況です。 なので、前回の受け入れに関するふりかえりをしつつ、新しいトライをだしてOJTを進めています。やってみた結果は、入社した本人も含めてふりかえりをして、より良い受け入れ体制を作れるようにしています。 **──そうしたら今回のsiroemkさんの入社を受けて、いろいろ改善していっているんですね。** :::speak @geeknees そうなんですけど、実はちょっと困っていて、siroemkさんは何も問題がないんです(笑) どのタスクも順調に進められていて、「これは少し苦戦するだろうな」というところも、スッと乗り越えてしまっていて、ちょっとまた別の機会にふりかえりの時間を作らなければと思っています。 ## キャタルの好きなところは、お互いを信頼してチームで良くしていこうという考え方 **──お二人が感じているキャタルさんの好きなところを教えてください。** :::speak @haruna-tsujita 自社の良いところは本当にたくさんあるのですが、1番はgeekneesさんが上司なのが1番いいところだと思っています。 geekneesさんに引っ張られて「チームで良くしていこう」や「そのためには個人のスキルを磨いていく必要があるよね」といったマインドをみんなが持っているところが、 私は1番好きです。 技術力はもちろん、プロダクトを良くするためにチームも個人も高めていこうという考えをみんなが持っていると思います。 **──geekneesさんは、マインドに関する話をすることが結構多いのですか。** :::speak @geeknees 技術や仕様に関する話はGitHubにコメントを残したり、個別に話をしたりするようにしていて、チーム全体のミーティングではマインドの話になることが多いですね。 **──siroemkさんが感じる、自社の好きなところはどこですか。** :::speak @siroemk エンジニアチームだけではなく会社のメンバー全員が、子どもたちの英語力向上のために注力しているところです。 サービス開発の中でも「これは子どもの成長に繋がるかどうか」といったことが毎回議論に上がりますし、そこを真剣に考えているチームってすごいなと感じています。 またエンジニアチームの中でいうと、お互いを信頼し合っているところが好きです。 ルールをガチガチに作らなくても「この人にこの仕事を頼めば、期待通り返してくれる」といった信頼関係ができていますね。 **──エンジニア以外の職種の方とお仕事する機会も多いのですか。** :::speak @siroemk 直接的にはそこまで多くはないのですが、不具合の報告を上げてもらう時や機能のレビューの際などに「子どもたちの成長のこと考えているな」と感じることが多いです。 :::speak @geeknees 部門間の連携については組織設計の工夫もあります。 現在、エンジニアが所属する開発部門とその隣にカリキュラム開発部門があり、両方の責任者が僕なんです。 子どもたちの学習体験をデザインする上で、開発とカリキュラムが密に連携することはとても重要だと思うので、何か起こった時に連携がスムーズにできるようにしています。 **──geekneesさんが思う、キャタルさんの好きなところも教えてください。** :::speak @geeknees さきほどもsiroemkさんが言った通り、子どもたちの成長が先にあって、それを良くするためには利益も必要だよねといった考え方です。 これが実現できているもの、それぞれの裁量が大きいことがあると思います。 ## 子どもたちの成長や英語教育について、毎日議論できる人と一緒に働きたい **──これからエンジニアを目指している方に向けてメッセージがあれば教えてください。特にお二人のように、看護師からの転職といった異業種で働かれている方や、子育て中の方などに向けたメッセージがあれば嬉しいです。** haruna-tsujita 久しぶりに看護師をしている友達に会い、エンジニアに転職したことを伝えると、すごくびっくりされます。 私が「フィヨルドブートキャンプというスクールに入って1000時間くらい勉強したらなれたよ!」と伝えると「私には無理かな...」と言われることが多いです。 私も最初から1000時間勉強できるとは思っていなかったし、毎日コツコツ進めていたら、1年がたっていてエンジニアになれました。 なので、もし興味があったらフィヨルドブートキャンプは1ヶ月から始められるので、まず入会してみてほしいです。 興味があればすごく楽しい仕事ですし、自分の手で何かを生み出すことは、すごく幸せなことなので、ぜひ一歩踏み出してみてください。 siroemk 私も1000時間という時間は、かなり大変なので、簡単に勧めることはできないなという気持ちもあります。特に子育て中の方は、躊躇してしまう方も多いと思います。 ですが、haruna-tsujitaさんもおっしゃる通り、ちょっとずつやっていけば意外とできてしまったりします。 逆にエンジニアに興味があったり、向いているかもと思っているにも関わらず、大変そうという理由だけで断念するのは少しもったいないと思います。 軽い気持ちではじめてみたら意外とできた!ということもあると思うので、チャレンジしてみてほしいです。 エンジニアという仕事は、常にキャッチアップが必要で大変だと思います。 けれど、子育てをしながら働くという意味では、フルリモートやフレックスなど融通がきく職場が多く、他の職種に比べると働きやすいといったメリットもあると思っています。 **──お二人が卒業まで学習を続けられた秘訣は、なにかあるのでしょうか。** :::speak @haruna-tsujita 私はフィヨルドブートキャンプ内で友達を作りました。 「周りが頑張ってるから私も負けられない!」という気持ちで頑張っていたら、卒業できました。 あとはプログラミングは、ハマったらすごく楽しかったので、一時期は寝るのも忘れてコードを書いていました。 :::speak @siroemk 私も1人だったら、卒業できていなかったと思います。 フィヨルドブートキャンプに入って、私より少し先のカリキュラムをやっている方々の日報をみながら、自分の日報を書いてみたりしました。ほかにも、自分が書いた日報をみた方から、「役に立ちました!」とコメントをいただけるとすごく嬉しくて。 こういったやりとりをしているうちに、だんだん離れられなくなって、いつの間にか毎日フィヨルドブートキャンプのページを開いて、学習を進めているという状況になっていましたね。 **──最後の質問になるのですが、今後キャタルさんに入りたい方に向けてメッセージがあればお願いします。** :::speak @haruna-tsujita まず、子どもが好きだったり、英語学習に関する興味があるということが大前提だと思います。 その上で、自立していて自己研鑽ができたり、自分でどんどん頑張っていける方はキャタルに向いていると思います。 :::speak @siroemk 私も、英語教育について議論するのが好きな方が多いので、その分野に興味のある方がいいと思います。 技術面では、チームで解決していこうという考えが強いです。もちろん自分1人で行う業務もありますが、わからなかったらみんなで解決するので、そのあたりはあまり心配しなくていいと思います。 **──geekneesさんからも、未経験からエンジニアを目指されている方や、キャタルさんに興味がある方に向けてメッセージがあればお願いします。** :::speak @geeknees 僕は世の中の誰もがプログラミングできるようになった方が、もっと幸せな世界になるのではと思っているので、興味がある方はぜひチャレンジしてほしいです。 エンジニアになりたい理由は、楽しく働けるからとか、待遇がいいからなど、人それぞれだと思うのですが、職業としてエンジニアになるかの根本の部分は『技術に興味が持てるのかどうか』というのがすごく大事だと思います。 そして、異業種からのジョブチェンジは勇気がいることですが、これまでのキャリアが無駄になることはないと思います。結局、それが新しい仕事でのプラスになるので。 僕もエンジニアになりたいと悩んでいる方からの相談は、誰からでも受けるスタンスなので、もし個別に相談したい方などいたらSNSなどで連絡ください。 <img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeEtyQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--981f1a6e87004810ccfc42af7af9671504c14650/kawasaki%E3%81%95%E3%82%93.jpg" width="1280" height="720" loading="lazy" decoding="async" alt="kawasakiさん.jpg"> :::speak @geeknees 次に、キャタルに興味のある方については、キャタルの学びのスタイルが合う方と合わない方がいると思っています。 学びのスタイルにもいろいろな種類があり、従来のアカデミックな体系的な学習や、インタレスト・ドリブンといった好奇心に基づく学習、そしてPeer Culture、仲間同士の情報の交換から学ぶスタイルなどがあると思います。 キャタルでは、事業も含めて体系的な学びだけではなく、インタレスト・ドリブンやPeer Cultureを取り入れて、個人と個人が繋がりの中で学んでいくということを促進していきたいと思っています。 現時点で技術力が高くなくても、こういった学びのスタイルを習得されている方であれば、自ら学びの機会を作って学んでいけると思うし、キャタルの授業も同じように設計してるので、相乗効果も生まれると思っています。 なので、こういった考えに賛同いただける方と一緒に働きたいですね。 <img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeENyQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--3f7af2e9059ebbe141c7a7b0b10de8c4298b0cf3/B1_3.JPG" width="2980" height="1676" loading="lazy" decoding="async" alt="B1_3.JPG"> ## 今回の卒業生が働く会社 <h5 class="text-center"> <h5 class="text-center"> <a href="https://catal.jp/company/"> <img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBeGFyQXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--72a0fa72f6b572a054696cf2d0419516e97d371b/%E3%83%AD%E3%82%B4%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-1.jpg" width="367" height="118" loading="lazy" decoding="async" alt="ロゴ基本セット-1.jpg"></a><br>株式会社キャタル</h5> キャタルという社名は「触媒」を意味する英語"Catalyst”に由来し、 成長を促進する存在になるという気持ちが込められています。 これを可能にするために私たち自身が成長し続けること、 そして生徒が明確な目標を持ち、正しい方法で学び、継続し、 夢に挑戦できるようなコミュニティを創造することを目指します。