「本当は怖くない黒い画面」入門(Windows + WSL2編) Part.5

今回は「黒い画面」で使える便利コマンドを紹介していきます。 ## ネットから簡単ダウンロード cURL ネットからファイルを簡単にダウンロードできるcurl(シーユーアールエル)というコマンドがあります。「Client for URLs」の略だそうです。 mac等には最初から入っていますがLinuxでは入ってないことが多いのでまずはインストールが必要です。 ```sh $ sudo apt install curl ``` ````sh $ curl http://example.com <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"> <HTML> <HEAD> <META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"> <TITLE>Example Web Page</TITLE> </HEAD> <body> <p>You have reached this web page by typing "example.com", "example.net","example.org" or "example.edu" into your web browser.</p> <p>These domain names are reserved for use in documentation and are not available for registration. See <a href="http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc2606.txt">RFC 2606</a>, Section 3.</p> </BODY> </HTML> ```` `curl` は引数に URL を指定するとネットから取ってきて表示してくれます。ブラウザから [http://example.com](http://example.com) にアクセスしてソースを表示したときと同じものが表示されているはずです。 ````bash $ curl http://example.com -o foo.html ```` ![Image from Gyazo](https://i.gyazo.com/dcaee89b9a588db9f58fdbe946ccb403.png) `curl` は `-o` オプションにファイル名を渡すと内容をそのファイル名で保存してくれます。他のソフトをインストールするときも、`curl` でこうやってダウンロードしてくると楽ですね。 [「本当は怖くない黒い画面」入門(Windows \+ WSL2編) Part.6](https://bootcamp.fjord.jp/articles/25)へ続く。