プログラミングの楽しさや難しさを話せる仲間ができた【卒業生インタビューGMOペパボ様】

フィヨルドブートキャンプを卒業した方々は、どんな経験をして、どんな基準で会社を選び、今どんな思いでエンジニアとして働いているのでしょうか。 今回は[GMOペパボ株式会社](https://pepabo.com/)で働くyana-giさん、Sakiさんと、お二人の上長のebihara99999さんにお話を聞きました。 ## 自己紹介 :::speak @yana-gi X(旧Twitter):[@yana_gis](https://twitter.com/yana_gis) 2021年末にフィールドブートキャンプを卒業後、2022年にGMOペパボでハンドメイドマーケットminneのWebエンジニアとして入社。直近ではデジタルコンテンツ関連の開発を担当。前職はSIerとして勤務。最近ハマっているものは、クラフトビールと中国茶。 ::: :::speak @Saki X(旧Twitter):[@Saki_ht3150](https://twitter.com/Saki_ht3150) 会計事務所で事務職として働きながら、フィールドブートキャンプで学習し、去年の11月に卒業。今年の2月にminneのWebエンジニアとして入社。現在は購入者が作品と出会う機能(検索機能など)の開発改善を担当するチームに所属。最近ハマっていることは、Switchでゼルダの伝説を遊ぶこと。 ::: :::speak @ebihara99999 X(旧Twitter):[@ebihara99999](https://twitter.com/ebihara99999) 2018年GMOペパボに入社。現在はminne事業部全体のエンジニアリングマネジメントを担当。最近ハマっていることは2歳の娘と遊ぶこと。 ::: ## 卒業生の生の声を読んで「ここでなら楽しくコードが書けるエンジニアになれる」と思った **── お二人がエンジニアになろうと思ったきっかけと、フィヨルドブートキャンプに入会を決めたきっかけを教えてください。** :::speak @yana-gi 私は新卒でSIerとして入社して研修で初めてプログラミング(Java)を学んだのですが、それがすごく楽しかったんです。自分が書いたコードがその通りに動いたときは嬉しかったのを覚えています。 ただ研修後に配属されたあとは、あまり自分でコードを書くことはありませんでした。 なので、もっとコードを書く仕事がしたいと思ったのが、Webエンジニアになろうと思ったきっかけです。 けれど、今の自分の業務経験や技術力では、Webエンジニアとして会社に就職するのは難しそうだと思っていたときに、たまたま見つけたのがフィヨルドブートキャンプでした。 サイトの説明はもちろん、何より卒業生や受講生のX(旧Twitter)やブログでの発信をひたすら読みました。特に印象に残っているのがnekorailsさんのブログです。 * [プログラミングスクールの理想と現実。あとフィヨルドブートキャンプについて](https://nekorails.hatenablog.com/entry/2019/10/22/033931) そういった方々の生の声をみて「ここでなら自分も卒業したらエンジニアとして楽しくコード書く仕事に就けそうだ」と思いフィヨルドブートキャンプに入りました。 ::: **── 就職の時にSIerを選んだきっかけも伺えますか。** :::speak @yana-gi 新卒の就活でさまざまな業界の会社をみていく中で、その会社が何かを改善したり、問題を解決しようとした時に、必ずITというキーワードがでてきて、大事なところを担っているんだなと気づいたのが一番のきっかけです。 ほかにも昔から手を動かして何かを作ったり、 絵を書いたりすることが好きだったので、プログラミングもそのものづくりの一環として向いているのではないかと思い、興味を持ちました。 ::: **── Sakiさんのきっかけはどんなきっかけでしたか。** :::speak @Saki 会計事務所で働き始めて1年くらいたったころ、この仕事を今後も続けていこうかと、自分のキャリアについて考え始めたタイミングでプログラミングと出会いました。 最初はProgateでプログラミングの勉強をはじめて、自分がコードを書くと画面が変わったり、機能ができていくのが、すごく面白かったです。 そのころ、お仕事で業務効率化のために新しいITシステムが導入されたのですが、少し使いにくい部分があったんですね。 その時「自分がエンジニアであれば、もっと使いやすく改善できたのに」と思ったりしました。 プログラミングの力を使って、人がしなくてもいいことをシステムにしてもらうようにして、 その人にしかできないことに集中できる環境を作ることだと思います。 そこからエンジニアになりたいと思って、プログラミングスクールを探し始めました。 ::: **── スクールはいくつか検討したんですか。** :::speak @Saki そうですね。私がなりたいと思った時は、未経験からエンジニアになるのがちょうどブームだった時でした。 信用できるところを見つけたいなと思って、私もnekorailsさんの記事をお見かけして、 ここでなら力がついてエンジニアになれそうと思って、入会を決めました。 ::: :::speak @yana-gi Sakiさんもnekorailsさんのブログ読んでいたんですね。 ::: :::speak @Saki はい、私も聞いていて「一緒だ!」って思いました(笑)。 ::: ![01.jpg](https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOE13QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--38380c0950c55f32a2cc7beb8790bbdcb70137ce/01.jpg) ## これまでの学びを生かして、毎日使っていてサービスや自分が考えたサービスを開発する **── お二人がフィヨルドブートキャンプのプラクティスの中で1番印象に残っているものは何ですか。** :::speak @yana-gi やっぱりチーム開発が印象に残っています。 チーム開発のプラクティスは、自分たちが今までずっと使ってきたフィヨルドブートキャンプのサービスを、自分で改修したり開発するカリキュラムです。 プログラミングの勉強をはじめる前は、既存のアプリケーションに何か変更を加えられるという発想もなかったのですが、このプラクティスを通してこれまで毎日自分が使ってきたサービスを、自分の手でより良くできることに気づけたのはとても印象的でした。 チーム開発のプラクティスは、振り分けられたタスクを実装して、決められたポイント分実装をするのが完了の要件なんですが、私は自分がサービスを使っていて不便だと感じていたところを、メンターのmachidaさんたちに提案して、仕様を考えるところから担当させてもらいました。 仕様を考える際は、machidaさんと話したり、他の受講生に話を聞いたりと、実装よりも時間を使って大変ではあったのですが、1番楽しかったところでもあります。 自分は「 “どう実装するのか” だけでなく、その手前の “どんなものを作るのか” を考えることが好きなんだ」ということにも気づけました。 ::: :::speak @Saki 私もどれも印象深いのですが、やっぱりyana-giさんと同じでチーム開発です。 ずっと「将来Webエンジニアとしてお仕事をしたい!」と思ってこれまでのプラクティスを頑張ってきたので、実践に近いチーム開発のプラクティスは、やりたいことができると思って嬉しかったです。 あとチーム開発に入る前は、今まで勉強したことがどう役立つのかというのが、あまりイメージできていなかったのですが「こういった形で、あの知識が大事なんだ」と、これまでの学習を実際の開発に紐づけることができて、すごくよかったです。 ::: **── その後お二人は、自作サービスのプラクティスに進んだと思います。まず作られたサービスについて説明していただけますか。** :::speak @yana-gi コードを画像でツイートできるTwiCodeというサービスを作りました。(現在サービスは非公開) ソースコードを画像にして、それをURLで共有すると、OGPとして自動で表示することができます。 * [コードを画像でツイートできるサービスをリリースしました](https://yana-g.hatenablog.com/entry/2021/12/20/112148) ::: :::speak @Saki 私はさきほどお話した、フィヨルドブートキャンプのチーム開発のプラクティスに取り組んでいる受講生の方々の状況を見える化する「Fjord Choice」というサービスを作りました。 * [フィヨルドブートキャンプのシステム開発プラクティスに取り組んでいるチームメンバーの状況を、見える化するアプリをリリースしました](https://saki-htr.hatenablog.com/entry/2022/11/18/105223) 例えば、誰に今どれぐらいレビュー依頼が来ているかや、このプラクティスは20ポイントで卒業できるのですが、あと何ポイントで卒業できるかを見える化できるサービスです。 ::: :::speak @yana-gi サービスは今も受講生が使われてるんですか。 ::: :::speak @machida はい、めちゃくちゃ使ってます。僕らが今何ポイント分の課題を振ってるか覚えてられなくて……(笑)。この問題を解決するサービスをSakiさんが作ってくれて「今何ポイント課題をお願いしましたっけ」といったやりとりは僕もkomagataさんも、しばらく言っていないですね。 ::: **── いいですね。自作サービスは、サービスのアイデアを考えるところからご自身で考えて、開発されると思うのですが、大変だったところはどこですか。** :::speak @yana-gi チーム開発と違って、自作サービスは自分で進めないと何も進まないところが気持ちの面でも大変でした。 私の作ったサービスは、フロントエンドは最小限にしてコンパクトに実装できるようにしたので実装前はそんなに時間がかからず終わるだろうと思っていました。ですが実際にタスクを洗い出してみると、思った以上にやることがあって「この量を自分1人で進めないとサービスは完成しないのか……」と思った記憶があります。 ::: **── どういったことをモチベーションにして、開発を進めたのですか。** :::speak @yana-gi 毎週、自作サービスに取り組んでいるメンバーでの進捗報告会があり、そこで他の方の進捗を聞いてモチベーションを高めていました。 あと、これは私がお願いして作ってもらったのですが、自作サービスのリポジトリのアクティビティをDiscordのチャンネルに通知してもらうようにしました。 通知を見ると「みんなも頑張って進めてるんだ」と思えて、 頑張れました。今もみんな登録しているんですかね? ::: :::speak @machida はい、今もみんな登録していますね。 ::: **── モチベーションを高めるための環境を自分で提案して作っていること、とても素晴らしいですね。** :::speak @yana-gi お願いにちゃんと応えていただける環境はとてもありがたかったです。 ::: **── Sakiさんは、自作サービスの開発で大変だったことは何ですか。** :::speak @Saki 1番大変だったのは仕様を決める部分での技術検証が大変でした。 受講生のissueやプルリクエストに関する最新情報をどうやって私の自作サービスのデータベースに入れておく処理を作ろうかと悩みました。 天気予報などと同じで、情報が古いと良いサービスとは言えないのですが、頻繁にリクエストの処理をすると、今度は負荷が高まってしまいます。 ::: ![02.jpg](https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOFF3QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--035f88859be56167f92443f8745a4804e7bb13a7/02.jpg) :::speak @Saki 最終的にはGitHub Actionsというワークフローを使って、欲しい情報の値が変わったタイミングで、データを送信する仕組みを作ることができてよかったです。 このアイデアも、進捗報告会で仕様についていろいろ試していると報告したときに、komagataさんから、GitHub Actionsについて教えていただきました。そこから公式のドキュメントを読んで、試してみたらうまくできたので本当に感謝です。 ::: **── サービスをリリースした瞬間はどんな気持ちでしたか。** :::speak @yana-gi 「早くみんなに使ってほしい!」という気持ちでした(笑)。 リリースまで時間もかかりましたし大変だったのですが、使ったよという報告をもらえると「大変だったけど作ってよかった」と思えて、すごく嬉しかったです。 ::: :::speak @Saki 私は使っていただく方が決まっていたので、リリースした直後は期待しない挙動が起きないかと、ちょっとそわそわしていました。 その後、データをみて「これなら大丈夫そう」とわかったとき、すごくホッとしました。 ::: ## 入ってみて1番変わったことは「コードを書くことに対する見方」と「自分の気持ちを伝える力」 **── フィヨルドブートキャンプに入る前と卒業した後で1番変わったなと思うことを教えてください。** :::speak @yana-gi 1番は、コードを書くことに対する見方が変わったと思っています。 前職のときは、コードは1人でもくもくと書くものだと思っていました。 そこからフィヨルドブートキャンプで学んでいく中で、メンターの方とのレビューのやりとりや、他の受講生と読書会をしたり、モブプロをしたりと、複数人でコードを書く機会がありました。 どれも楽しくてたくさんの学びがあり、私はみんなでいろんな意見を言い合いながらコードを書くことが好きで、「コードって1人で書くものじゃないんだな」と気づいたんです。 これはフィヨルドブートキャンプの中で、本当に大事な学びの一つだったと思っています。 ::: :::speak @Saki 私は自分の考えていることや状況を、文章にして伝える力がかなり身についたと思っています。 フィヨルドブートキャンプでは、学習をした日は必ず日報を書こうという仕組みがあります。 毎日文章を書く中で「自分は今なにを考えていて、どう思ってるか」を素直に文章にできるようになって、今仕事で役に立っているのはもちろん、私生活でもすごく役立っています。 ::: ## 学習を通して気づいた、それぞれの転職軸。 **── 卒業後、転職活動をはじめたと思うのですが、GMOペパボさんを志望した理由を教えてください。** :::speak @yana-gi komagataさんが以前イベントでお話ししていた「[漬け水に浸かる](https://speakerdeck.com/komagata/zi-keshui-nijin-karu)」という話が自分の中で大きな基準になっていました。 『自分がどんなコミュニティに身を置くかで、自分の振る舞いも変わってくる』という話でした。この話を聞いて以来、就活の軸は業務内容やどういった技術を使っているかはもちろん、エンジニアとして良い振る舞いができるようになる会社かどうか、という点を重要視していました。 ペパボについては、フィヨルドブートキャンプに入る前から興味をもっていました。 積極的にアウトプットしているエンジニアがいたり、社内のエンジニアのコミュニティが結構活発な様子が、外にいても伝わってきました。 こういう環境なら、自分も成長できるのではないかと考えました。 ::: ![image6_1.jpg](https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBelE1QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--43aa1232f9b5e43c15fe269c0c3e1b5ebf80a764/image6_1.jpg) :::speak @yana-gi あとは、これまでの開発経験を通して、自分が何を作るか考えたり、ユーザーの声やフィードバックを聞きながら、開発するのが楽しいと思っていたので、自社サービスで自分も使っていたminneのサービスを希望しました。 ::: :::speak @Saki 私は自分が応援したいと思っている方が使うサービスに関わりたいと思っていました。 フィヨルドブートキャンプに入ってから、ブログを書いて公開したり、人前でLTをしたり、インターネットで自己表現することを経験してみて、たくさんのきっかけをもらうことができました。それがすごく人生の転機だと思っています。 ペパボは、インターネットで自己表現する方々を応援しているサービスを提供しているので、気になってました。 ほかにも「[わたしたちが大切にしている3つのこと](https://recruit.pepabo.com/info/important/)」というカルチャーの中に「みんなと仲良くすること」というものがあります。 私も、チームの方々と密にコミュニケーションを取り合っていきたいと思っていたので、私が大事にしていることを、ペパボの皆さんも大事にしていらっしゃると思い、応募しました。 ::: **── 今GMOペパボのエンジニアとして働きはじめていると思うのですが、…大変ですか?** :::speak @Saki 大変じゃないって言ったら、ウソになりますね(笑)。 ::: **── フィヨルドブートキャンプは、実践的なプラクティスも多かったと思いますが、改めてエンジニアになってみて違いなどありますか。** :::speak @yana-gi 初めてのタスクをもらってリリースまで経験した時は、 フィヨルドブートキャンプのチーム開発で学んだ流れと同じで、あまり混乱することなく、スムーズに進められたと思います。 ただ、今まで学んできた流れは同じでも、考える範囲が広いというのが大きな違いです。 サービスはフィヨルドで学んだフレームワークである Ruby on Rails だけで動いているわけではなく、インフラや、フロントエンド、データ基盤など、minneのサービス1つとって、そこに関わる技術的要素がすごく多いので、分からないこと・知らなかったことと戦う毎日です。 ::: :::speak @Saki 私もminneは10年以上続いていて、 ユーザー数や作品数もとても多いサービスなので、チーム開発や自作サービスのコード量と比べると、ギャップは大きかったです。 ::: :::speak @yana-gi product.rbだけでも、たくさんあって驚きませんでしたか。 ::: :::speak @Saki 確かにテストコードのファイルや、1個のファイルでも2000行とかあるので、結構迷子になったりしました。 ::: ## 独学では学びにくいところまで学んでいる。エンジニアリングマネージャーからみたフィヨルドブートキャンプ **── ebihara99999さんからみて、フィヨルドブートキャンプの卒業生はどのような印象ですか。** :::speak @ebihara99999 ペパボはペパボカレッジという、研修付きの採用プログラムでもフィヨルドブートキャンプを利用しています。 卒業生や研修に参加された方は、アプリケーションを書くところの基礎はもちろん、チーム開発や、コミュニティとの付き合い方まで、独学だと学びづらいようなところまで学んでいる印象があります。 これって、本当にすごいことだと思っています。 あとは先ほど話にも出ていたのですが、minneは10年以上続いていて素朴なRailsアプリケーションはないので、そのギャップに最初苦しむ人は多いと思っています。 ただその中で、お二人はとても着実に成長されていると感じています。 わからないことも多くあると思うのですが、エンジニアは質問をする際「どう考えて何をしたのか。逆にどう考えて何をしなかったのか」を、説明できなくてはいけないです。 考えの解像度を上げるために、言葉を正しく使えることは、非常に重要なことだと思っているので、そこのベースができてるのは素晴らしいなと思います。 ::: ![04.jpg](https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOGN3QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--043ebe15218c0c810ce379e7524764a88b9958e8/04.jpg) :::speak @ebihara99999 ほかにも入社してすぐの時期は、キャッチアップのためにもアクセルを踏んで頑張らなくてはいけないことが多くあると思います。当たり前かも知れませんが、とても努力されていてすごいなと思います。 ::: **── たしかに。お二人のフィヨルドブートキャンプでの学習時間は1000時間を超えていて、その努力が今頑張れるところに繋がっていたりするんですかね。** :::speak @yana-gi まさにありますね。 私は卒業して1年半ほどたつのですが、やっぱり業務中もわからないことだらけで、挫けそうになることもあります。ですが、フィヨルドブートキャンプで1000時間以上学んできた経験は、心の支えになっていますね。 ::: **── ほかにも、GMOペパボさんは「いるだけで成長できる環境」というのをエンジニア組織のテーマとして掲げていて、新卒含め若手のエンジニアも多く入社して成長していると思います。成長のために何か工夫などはありますか。** :::speak @ebihara99999 「これさえやれば成長できる」という銀の弾丸のようなものは、もちろんないです。 ちゃんとチャンスに手を挙げて、そこに責任感を持って仕事をやることで、成長できると思っています。 ただ自信持って言えるのは、ペパボには働く中で数多くのチャンスがあり、そこに手を挙げて関わっていくことができる環境があります。 全社スコープで言えば、本当にあらゆる技術を利用していますし、スペシャリストのメンバーにも気軽に話を聞くこともできます。本当に手を上げ責任を持って努力さえすれば、成長できる環境だと思います。 ほかにも[ペパボカクテル](https://tech.pepabo.com/2018/04/18/pepabo-cocktail/)という、エンジニア独自のオンボーディングプログラムがあり、部署や等級などに関わらず様々なメンバーと交流することができます。 接点を増やすことで「みんなと仲良くすること」を実践したり、エンジニアとしての視野が広がるきっかけにもなると思っています。 ::: ## 学ぶことが楽しくて、やめたいと思ったことはない。これからエンジニアを目指す方へのメッセージ **── 実は私どうしても聞きたいことがあるんです。お二人はフィヨルドブートキャンプをやめたいと思ったり、エンジニアになることを諦めそうになったことはありますか。** :::speak @yana-gi 確かに「よくそんなに長い時間勉強できたね」と言ってもらうことが度々あるのですが、苦しさよりもプラクティスを通して学ぶ楽しさの方が勝っていたので続けられたのだと思います。 強いて言えば自分のペースで学習を進める形式は、気楽でもありつつ、孤独を感じることもありましたが、読書会やミートアップを通じて仲良くなった受講生がいたおかげで、モチベーションを維持できました。 プラクティスの後半を進めていた時期に平日の毎朝1時間、輪読会に参加していました。そこで時には雑談をしたりしつつ、知り合いが増えて、コミュニティに居場所ができました。 ::: :::speak @Saki 私もやめたいって思ったことは一度もなかったです。 もちろん、自作サービスの仕組みづくりのところで「仕組みができなかったらどうしよう」と不安になったり、働きながら勉強をしていたので人より時間がかかっていたことで、落ち込むこともありました。 ただ「エンジニアに絶対なりたい!」という気持ちがあったので、絶対卒業するぞという気持ちで勉強していました。 あと乗り越え方は、私もyana-giさんと同じで、一緒に勉強してる受講生の方々と交流して、プログラミング学習の楽しさや難しさを一緒に分かち合える仲間が支えになりました。 ::: **── 最後に、これからエンジニアを目指している方やフィヨルドブートキャンプを検討している方にメッセージをお願いします。** :::speak @ebihara99999 フィヨルドブートキャンプさんでは、網羅的なプラクティスを通して技術力が高まるのはもちろん、Rubyをはじめとした技術コミュニティとの繋がりも作れます。 こういった繋がりは、後にすごく効いてくる部分だと思うので、おすすめです。 また実は僕も全然違う業界からエンジニアになったのですが、Webエンジニアという仕事は本当に毎日飽きることがなくおすすめの職業です。 常に新しい技術が出てきて、チャレンジしたり変化し続けるのが好きな人は、Webエンジニアに向いていると思うので、大変なこともあると思いますが、まず第1歩を踏み出してもらえれば嬉しいです。 ::: :::speak @yana-gi フィヨルドブートキャンプのプラクティスは、すごくボリュームがあって、大変なこともあると思います。 ですが、せっかく学ぶのであれば自分が面白いと思うことや楽しいと思うことを大事にして、勉強を進めていってほしいと思います。 私がこの業界の好きなところは、 楽しさや面白さという感情や、そこから生まれる熱意や探究心がすごく大事にされるところです。 そういった気持ちがあれば楽しい業界だと思います。 ::: :::speak @Saki 私はまだエンジニアとして働き始めて半年で、偉そうにアドバイスできる立場じゃないのです が、一つ伝えたいことがあります。 学習の準備という、フィヨルドブートキャンプの1番最初のプラクティスの中に『勉強してみて合わなかったら辞めても大丈夫』という話があります。 もし入会されて、プログラミングやってみたけれどやっぱりちょっと自分には合わなかったと思っても、落ち込まないでほしいです。 その一歩が大切で「プログラミングが自分に合わない」ということが分かったことが、次のチャレンジにもつながると思います。 ::: ![05.jpg](https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOFl3QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--9aee3ddfab1d7059dc5e7eea325c057287f5e821/05.jpg) ##### 今回の卒業生が働く会社 <h5 class="text-center"> <a href="https://recruit.pepabo.com/"><img src="https://bootcamp.fjord.jp/rails/active_storage/blobs/redirect/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBOGd3QXc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--503b08d501a5659cf77e87060e3712bc8423387f/badge_rgb.png" alt="badge_rgb.png" width="280"></a><br>GMOペパボ株式会社</h5> 企業理念「もっとおもしろくできる」と、ミッション「人類のアウトプットを増やす」のもと、クリエイターの皆さんの自己表現の可能性を広げるべく、レンタルサーバー「ロリポップ!」やネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」、ハンドメイドマーケット「minne」、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」など、個人から法人まで幅広い層に向けたインターネットサービスを多数提供しています。近年はAIを活用した機能の提供や業務の生産性向上にも積極的に取り組んでいます。